南米とヨーロッパのサッカー サポーター

サッカーボール

南米とヨーロッパにはいくつものサッカー強豪国があり、それだけ国民のサッカーへの興味も大変強い地域です。今回はその2つの地域のサポーターについて解説したいと思います。

まず南米のサポーターですが、彼らは世界一といっても過言ではないぐらい過激で、時に野蛮とも言える行動をしてしまうこともあります。試合後に石を投げたりスタジアム外で大暴れすることはよくある風景で、2017年にはアルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスのサポーターグループのリーダーが殺害されるという事件まで起きました。一般に、貧困層がサッカーの熱烈なサポーターになることが多く、日常生活の憂さ晴らしをサッカーに委ねている面が見られます。また南米特有の現象として、クラブへの愛情が強いが故に、応援してるクラブの優勝の可能性がなくなった場合、一番勝ってほしくないクラブが負けることを祈って、本来は敵であるはずの第三のクラブを応援することがあるということが挙げられます。

次にヨーロッパのサポーターですが、こちらも南米に負けず劣らずな面もありますが、近年は労働者層だけでなく富裕層や知識層もサッカーを観戦するようになったため、一昔前に比べると少しおとなしくなった印象があります。ヨーロッパのクラブには例えばレアル・マドリードならエル・ブランコ、メレンゲといったクラブの愛称がついていることがよくありますが、サポーターにもレアル・マドリードであればマドリディスタといった愛称がついていることが大きな特徴です。