メンタルが弱い日本人選手
日本のサッカー選手はメンタルが弱いとよくいわれています。失敗を恐れてシュートを打たなかったり、ロングボールを蹴ったりするプレーが目立っていたり1対1のプレーの際も積極的に競り合うことが少ないのが事実です。このプレースタイルには人それぞれ見解がありますが、全てがメンタルの弱さという言葉で片付けるのはどうでしょうか。
確かにメンタルが弱そうと思う場面はありますが、それにはきちんとした訳があるのです。日本のサッカー選手が消極的なプレーをしているのは、まだまだ自分のプレーに自信がないからという点が挙げられます。
海外で活躍する一流の選手でもワールドカップのような大舞台では緊張するものですが、ポジティブに見えるのは自分が失敗することを恐れていないからです。
日本のサッカー選手のメンタルが弱いと思われるのはここにあります。
海外のチームに所属する選手も増えてきましたが、正直なところ期待するほどの結果はだせていませんし、自分の力が足りていないことや負けることを恐れているから積極的なプレーができないのです。
自分に自信がなくなることで消極的なプレーをしてしまうことも多く、選手が持っている力を発揮することができなくなるのです。
サッカー日本代表の問題点
サッカー日本代表には問題点が沢山あります。
まず慢性的に戦力不足が続いていると言う状態です。ストライカーは特に戦力不足です。
海外ではチームの代表として7~10年ほど第一線で活躍できるような人材が次から次へと出てきます。
しかし日本だと過去に何名かはいましたが、そういった人物が立て続けに出てくるという事がありません。その為、戦力としてもピークを過ぎたベテランに頼らざるを得なくなり、血の入れ替えが中々上手く進める事が出来ません。
代表として中々まとまらずチームとして成熟しないという点も問題点の一つです。もちろん海外も含めて代表チームは練習できる時間が少ない為、まとまりにくいと言う面はありますが、それでも海外チームはその短い時間で戦術をシンプルにしたりする等して組織を一つにまとめ成熟させてきました。
しかし日本代表チームは監督や選手がかわる毎に戦術も大きく変わり軸と言うものがありません。これではいつまでたっても代表チームとしてまとまる事は不可能で、結果も当然付いてきません。
他にも日本サッカー協会自体にも問題があります。代表チームを強くするには選手の個々の力や戦術も大事ですが、やはり強い敵と戦うという経験も重要です。しかし親善試合をする時は、ただ勝つ事だけを意識して自分達より格下の国ばかり呼んでくる事が少なくありません。
本気でチームを強くしたいのであれば、敗戦覚悟で格上の国とどんどん試合をして、精神的に強くなる為に相手国へ乗り込んで行き、アウェイの状態で戦うという事も必要です。
このようにサッカー日本代表には選手側だけでなく協会にも問題点があるのでこれらを一つ一つ解消していく事が強くなる為には必要です。